後遺障害とは

後遺障害等級認定を得るためには、先ず交通事故で負った後遺症が「後遺障害」である必要があります。
このページでは、そもそも「後遺障害」とはどのようなものなのかについて、詳しくご説明します。

後遺症について

「後遺障害」と似た言葉として「後遺症」があります。
先ずはこの「後遺症」の意味をご説明させていただき、そのあと「後遺障害」との違いをご説明します。

「後遺症」とは、例えば「むち打ち」等によって出現した症状に対し、治療を続けたにもかかわらず完治せずに、将来的にわたってその回復が見込めないような状態のことをいいます。

後遺障害について

次に「後遺障害」ですが、これは例えば「むち打ち」等によって出現した症状が、治療を継続しても改善の見込みがない状態に達し(この状態を「症状固定」といいます。)、さらに労働能力の喪失を伴うことによって、自賠責保険の等級認定の要件を満たす状態(又は等級認定を受けた状態)のことをいいます。

後遺症と後遺障害の違い

上記で説明したとおり、「後遺症」と「後遺障害」は同じような用語ですが、その実は似て非なるものとなります。
単に「後遺症」が残っただけでは足りず、「後遺障害」と認められてはじめて、等級認定の対象となります。